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2024年住宅業界振り返り

2024/12/25(水) 家づくりのこと

 

こんにちは!

今回は2024年の住宅業界について様々思い出しながら振り返りたいと思います!

2024年住宅業界振り返り

2024年は、住宅業界にとって大きな転換点となる年でした。新たな技術の導入や政策変更、社会的なトレンドの変化など、さまざまな要因が業界全体に影響を与えました。

New way concept. Beginning journey adventures and opportunities. Businessman on road outdoor. illustration


1. 住宅市場の現状と経済動向

2024年の住宅市場は、コロナ禍後の回復が本格化する中で、新しい課題も浮き彫りになりました。

  • 住宅価格の動向
    2024年は都市部を中心に、富山県にも住宅価格上昇の傾向がありました。特に、新築住宅は資材費の高騰や人件費の増加が影響し、過去最高の価格帯に達した地域もありました。一方で、地方の中古住宅市場では価格が横ばい、あるいは一部下落する傾向が見られました。

Up arrow and many houses. Growth in real estate prices market. Buying and selling house

  • 金利政策の影響
    日本国内では低金利政策が継続する中、海外では金利上昇の動きが顕著でした。これにより、住宅ローン金利の行方に注目が集まり、購入者の間で「今が買い時」という心理が働く場面も見られました。

住宅ローンのイメージ


2. 注目を集めた住宅トレンド

2024年は、暮らしやすさや環境配慮が重視される時代となり、多くのトレンドが生まれました。

① ゼロエネルギーハウス(ZEH)の普及

持続可能な社会を目指し、政府の補助金制度を活用したZEH(ゼロエネルギーハウス)が引き続き注目されました。特に、太陽光発電や蓄電池の導入、断熱性能の向上が一般化し、エネルギー消費量を抑えた住宅が人気を集めました。

② スマートホーム化の進展

IoT(モノのインターネット)技術を活用したスマートホームが普及。音声操作やアプリによる家電の遠隔操作、防犯カメラやセンサーによるセキュリティ強化が多くの家庭で採用されました。

③ 多世代同居型住宅の需要増加

高齢化社会の進展により、多世代同居型の住宅需要が増加。バリアフリー設計や、各世帯が独立して利用できる二世帯住宅の人気が高まりました。

Large group of solar panels on blue sky with clouds and sun rays. Solar energy concept.


3. 住宅建築技術の進化

2024年は住宅建築技術が飛躍的に進化した年でもありました。

  • 3Dプリンター住宅の登場
    コスト削減と迅速な施工を可能にする3Dプリンター住宅が試験的に導入されました。特に災害復興支援としての可能性が注目されています。

  • AIを活用した設計支援
    建築設計においてAIが活用される場面が増加。シミュレーションを活用して最適なプランを提案することで、効率的な設計が可能になりました。

Innovation technology artificial intelligence (AI) and internet of things (IOT)


4. 政策と規制の変化

2024年は、住宅政策の変更や新たな規制が相次ぎました。

① カーボンニュートラル政策の推進

日本政府は2050年までのカーボンニュートラル達成に向けた施策を加速。新築住宅における断熱性能の義務化や再生可能エネルギー設備の普及が進められました。

② 住宅取得支援の強化

若年層や子育て世帯を対象とした住宅取得支援が充実。特に、地方移住者に対する補助金や、リノベーション住宅購入の支援策が注目されました。

③ 中古住宅流通促進

空き家問題の解消を目的とした中古住宅流通の促進が本格化。特に、リフォーム補助金やリノベーション支援制度が活用され、住み替えの選択肢が広がりました。

日本の空き家になった木造の長屋門のある農家


5. 2024年の課題と今後の展望

2024年の住宅業界は多くの前進が見られた一方で、解決すべき課題も残されています。

  • 少子高齢化と住宅需要の変化
    人口減少に伴う住宅需要の縮小が、地方の住宅市場に大きな影響を与えています。空き家の増加や老朽化問題が引き続き課題となっています。

  • 住宅価格の高騰
    資材費や人件費の高騰により、新築住宅の価格が上昇。特に若年層が住宅を購入する際のハードルが高まっており、さらなる支援策が求められます。

  • 脱炭素社会への対応
    住宅業界におけるエネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの活用が急務です。今後は、省エネ基準を満たす住宅の普及率向上が課題となるでしょう。

地球とSDGsの文字を描く子供の手


6. まとめ

2024年は、技術革新や政策の進展、環境意識の高まりにより、住宅業界が大きく変化した年でした。一方で、少子高齢化や住宅価格の上昇などの課題も明らかになりました。これらを踏まえ、持続可能で快適な住宅の提供が今後ますます重要になるでしょう。

2025年以降、さらに進化する住宅業界に期待が高まります。業界関係者や住宅購入を検討する方々にとって、引き続き注目すべきトレンドや政策を追いながら、最適な選択をしていくことが求められます。

丸和ホームでも、注文住宅、規格住宅、セミオーダー住宅、分譲住宅、リフォームなど様々な事業で新しいことに挑戦していく予定です!

皆様のニーズにお応えし、住まいのお力になれるよう2025年も頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

営業 武岡

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