住宅ローン減税(住宅ローン控除)について
住宅ローン減税は、住宅ローンの返済負担を軽減し、国内経済の活性化を目指して設けられた制度です。
新築住宅の場合は最大13年間、中古住宅の場合は最大10年間、年末時点での住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されます。
▼住宅ローン減税の条件
住宅ローン減税を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 返済期間が10年以上であること
- 控除を受ける年末にその住宅に住んでいること
- 床面積が50m²以上(一部例外あり)
- 床面積の50%以上が居住用であること
- 引渡しから6ヶ月以内に居住開始していること
基本的にはこれらの条件を満たせば、住宅ローン減税の対象となります。
▼控除額の計算方法
住宅ローン減税の控除額は次のように計算されます。
控除額 = 年末のローン残高 × 0.7%
ただし、住宅の種類によって借入限度額と最大控除額が異なります。
例えば、ZEH水準の省エネ住宅では、借入限度額は3500万円、最大控除額は24.5万円です。
もし、4,000万円のローンを組んだ場合、500万円分は住宅ローン減税の対象外となるため注意が必要です。
▼最大控除額が全額引かれるとは限らない
最大控除額が全額、所得税から引かれるわけではありません。
控除額はまず所得税から引かれ、残りは住民税から控除されます。
分かりやすく所得税が10万円、住民税が10万円とします。
その例えの場合、最大控除額24.5万円のうち、残りの4.5万円は控除されません。
この点は事前に理解しておくことが重要です。
▼申請手続き
住宅ローン減税を受けるためには、住宅購入翌年の2月中旬から3月中旬に確定申告を行う必要があります。
初めて申請を行う方は、申告をお忘れなく!
専門的に知りたい方は、お近くの税理士までおたずねください!
営業 森内